10年ほど前までは、「リノベーション」という言葉はあまり知られていませんでしたが、近年では「リノベーション済み」の物件がたくさん流通し、新築ではなく、中古マンションや中古戸建て物件を購入して自由に「リノベーション」をする方が増えてきました。
リノベーションという言葉と似ている言葉に「リフォーム」という言葉があります。「リフォーム」という言葉は昔からあって、なんとなくイメージが湧く方も多いのではないでしょうか。
では、リノベーションとリフォーム、一体何が違うのでしょうか?
目次
それぞれの言葉の意味
一般的に「リフォーム」は壊れた部分や老朽化した部分を直して元の状態に戻す工事や、キッチンやトイレなどの一部の設備をリニューアルする工事のことを表します。
一方で、「リノベーション」は機能性やデザイン性などを新築の時よりも向上させる大規模な工事といわれています。
ただし、この定義はあくまで一般的に認識されている意味合いで、公式に定義されているわけではありません。
SUUMO等に掲載されいる「リノベーション済み!」とアピールされている物件であっても、よくよく確認してみると簡易的なリフォームがされただけの物件ということもありますので、注意が必要です。
リノベーションはとても素敵なこと
かつて日本では「家を買うなら新築」といった新築信仰がとても強く、古い建物を壊しては新しい建物を建てるといったスクラップ&ビルドを繰り返していました。
建物を解体する際に大量の廃棄物が排出され、環境への負荷も非常に大きいものでした。
古い建物にしっかりと手を加えて、永く使い続けていくといった、このリノベーションの文化が、ヨーーロッパの国々のように、日本でももっと広がっていくと良いなと思います。