マイホーム購入は、二人の子どもたちがそれぞれ中高へ進学するタイミングを狙って計画しました。建売やマンションなども考えたのですが、いろいろ検討していくうちに、自分たちのスタイルを生かした家づくりをコスパよく実現できるのは、やっぱり中古リノベだな、と思うようになり、まずはリフォーム会社のセミナーに参加してみました。その後、サムタイムズにお手伝いいただいて、物件探しをスタート。

私たちは夫婦ともに地元が藤沢なので、住み慣れた実家近辺で物件を探しました。希望は、駅からの徒歩圏内で、買い物などがしやすく、かつ自然環境に恵まれた静かなエリアに建つ物件。半年ほど、たくさんの物件を見て回りました。サムタイムズ担当者の太鼓判もあり、しっかりと内見をしたのは２軒です。

高台で、目の前には梨畑が広がっている今の家に出会った時には、ピンとくるものがありました。梨畑の方角は今後も住宅地にはならないということで、周囲からの視線も遮られて、プライベート感があります。住宅自体も築年数も約10年と浅く、しっかりとした造りだったので、安心してリノベに踏み切ることができました。

物件探しはやっぱりプロに依頼して良かったな、と思います。私たちの希望に合いそうな物件を定期的に知らせてくれるだけでなく、物件の調査内容や、税金・諸経費など、細かいところまで懇切丁寧に教えてくれました。

レイアウトはかなり変更しました。玄関から入ってすぐにキッチンがある間取りだったのですが、この部分を収納スペースに変えて、キッチンの位置も移動させました。和室とLDK部分を一続きにして、広めのLDKへ。和室だった部分をダイニングにし、L字型アイランドキッチンとの動線もスムーズです。

脱衣所周りもこだわって変更した部分のひとつ。わが家は娘が二人なので、どうしても朝の脱衣所は混雑します。お風呂のユニット自体を一回り小さいものにして、その分脱衣所のスペースを広げ、洗面台の位置もずらしました。天井に室内物干しを取り付けてもらったのは大正解。雨の日も気兼ねなく洗濯ができて、助かっています。

2階は、壁紙を変え、トイレをリフォームしましたが、間取り自体にはほとんど手を入れていません。1階のリノベに集中して、2階は軽めに済ませたことで、コストもうまく調整できました。

リノベをするにあたって、間取りに加えて重要視したのは、収納スペースです。妻はキッチン収納の使い勝手にこだわりました。扉付きの棚を手が届きやすい部分に配置し、前の家で使っていた食器棚の一部をそのままカウンターに組み込めるように造作してもらいました。またダイニングには、私の趣味であるCDやレコード、音楽機器用の壁面収納コーナーを造作。CDは面出ししてディスプレイできるように、棚に溝を付けてもらいました。

玄関前の納戸は、アウトドア専用の収納庫。ここは、ある程度空間として仕上げてもらい、あとは自分でDIYしようと決めていました。グッズに合わせてスペースを考え、棚を作り、フックを付けて…試行錯誤するのが楽しいんです。

ちょうど引っ越し時期が「ステイホーム」で時間があり、集中して作業することができました。階段下の収納も、DIYしました。コストカットにも繋がり、趣味も生かすことができて、とても満足しています。