私たち夫婦がマイホーム選びでまずこだわったのは、エリアです。以前から社宅で近隣に住んでいたのですが、このあたりは駅周辺には何でも揃って便利。それでいて少し歩くと緑が多く、静かな環境が広がっているので、とても気に入っていました。夫婦それぞれの職場にも無理なく通える範囲ということもあり、やはりこのエリア一択。でも人気が高い街なので、駅近の新築物件はやはり高額なところが多く、駅から少し離れた場所での中古リノベがいいのかな…と考えるようになりました。

ヨーロッパには、古い家を大切に直しながら暮らしていくという住文化があります。夫はベルギー人なので、日本での住居も中古を選択することに迷いはありませんでした。雑誌や関連書籍をたくさん読んだり、ネットで検索するなど、少しずつリノベについて勉強をしながら、物件を探しはじめました。

さっそく中古リノベに特化した不動産屋さんをいくつか回りましたが、いろんな会社があるなあ…という印象。そんななかでもサムタイムズの担当者さんは、私たちの気持ちに寄り添ってくれて、なんでも気軽に相談することができました。

実際に内見をしながら、中古物件のどんなところを確認しておくべきかといったポイントを教えてくれたり、過去の記録をきちんと調べてくれるなど、本当に頼りになりました。押し付けがましいところが一切なく、私たちと同じ目線で物件探しをしてくれているという姿勢がありがたかったです。

この物件も、間取りや日当たり、眺望のよさなど、希望の条件を満たしていたこともありますが、決め手はやっぱり安心感。築年数が50年近くで古いマンションなのですが、管理状態がしっかりしており、入居の２年前には耐震工事も行われていたので、安心して住み続けることができると思い、即決しました。

また嬉しいことに、この部屋にはとても広いバルコニーがついているんです。隣は大学の敷地に広がる森で、人目も気にならないプライベート感覚のあるスペース。オープンエアでご飯を食べたり、子どもたちのプールやテントを出したり、使い勝手もよく、とても気に入っています！

物件探しをお願いしたサムタイムズの紹介で、設計施工を担当してくれたのが、スタイルイズスティルリビングというリフォーム会社。私たちの好みにぴったりのリノベ提案をしてくれました。

現在わが家には、3歳の長女と、もうすぐ1歳になる長男がいます。2人の子どもの子育てをするにあたって、間取りは重要なポイントでした。玄関からそのまま子ども部屋へ続く動線では、顔を合わせる時間が減ってしまいます。将来的なことも考えて、リビングを通って各部屋へ行く間取りにしてもらいました。 日当たりのいいLDKは、家族の一番のお気に入りスペースです。

広めにスペースを取り、大きな食洗機、調理台のちょうどいい高さなど、希望通りになったキッチンでは、家族の気配を感じながら料理をすることができます。

リビングの一部にはワークスペースを用意しましたが、インテリアに調和する造作をしてもらったので、全体的にしっくり馴染んでいるのも気に入っています。また、梁を利用した間接照明を取り入れたので、夜の雰囲気もいいんですよ。朝から夜まで一日中くつろげる、気持ちのいい家に仕上がりました。